あけましておめでとうございます。
アスクネットは、昨年「2022年までに主体的な18歳を社会に送り出す仕組みづくりとその実現に向けた活動をする」という中期ビジョンを掲げました。本年も中期ビジョンにそって、活動をさらに推し進めていく所存です。
2018年、高校の新学習指導用要領が公示され、小中学校では昨年公示された新学習指導要領の移行期間として、新カリキュラムが順次導入されていく予定です。
小学校での英語や道徳の教科化など新しい取り組みに目がいきがちとなりますが、学ぶ内容が増える分、学校現場では移行に向け戸惑いが生じることが予想されます。
限られた時間の中でより効果的な学びを子どもたちに届けていけられるように、アスクネットは今まで以上に学校との関係を強化し、教育の専門家として学校の先生方に寄り添いながら、学校のニーズをとらえ、カリキュラムマネジメント、カリキュラムデザインを意識したプログラムづくりに努めて参ります。
また、主体的・対話的で深い学びが教育現場でさらに進んでいくよう、地域・社会との連携を図り、本物に触れる学びの楽しさを子どもたちに感じてもらいながら、教科横断的なプロジェクト型の学習をこれまで以上にサポートさせていただきます。
地域社会においては、これまで取り組んで参りました生活困窮者家庭および、ひとり親家庭を主な対象として行っております学習支援事業をさらに推し進め、教育と福祉の連携が地域社会で少しでも進んでいくよう、地道に粘り強く、理解者と共感者を増やし、地域全体で子どもたちが見守られる体制づくりに努めて参ります。
豊かな学校は豊かな地域から。豊かな地域は豊かな学校から。より実りあるものとしていくために、職員自らが地域を大地ととらえ、まずは自らが大地となる地域の耕し人ととなり、さらにそこから地域に根をはる耕し人を育て、豊かな大地・地域を育んでいく所存です。
2018年、アスクネットでは団体のミッションであります「学び合い育ちあう共同体づくり」をめざし、豊かな人づくりのために大地となる地域を耕して参ります。
本年も各地域、各所でお世話になりますが、引き続きご支援、ご協力のほどよろしくお願いします。
皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
特定非営利活動法人 アスクネット代表理事 白上昌子