全国でさまざまな企業が、独自のスタイルで「教育CSR」の取り組みを始めています。
企業の教育への参加というと、単なる社会貢献だと考える方が多いのも事実です。
けれども実際に「教育CSR」を実施している企業の多くが「与えることにより、得られることも多い」と感じているようです。
貴社なら、どのようなことにメリットを感じますか?
企業イメージ&知名度の上昇
大人が懸命に働く姿や仕事に対する思いを伝えることで、子どもから親、親から地域へと、話が広がっていきます。
教育に協力することにより、必然的に会社の知名度が上がり安心・信頼につながることも。
社員、会社全体のモチベーションアップ
社会で活躍する大人たちを前にした子どもの素直な驚きや好奇心が、社員の仕事への誇りや意欲の向上につながり、社員が元気になった、という会社も少なくありません。
若者の意識の把握
普段なかなか触れることのできない子どもや若者の斬新なアイデアや発想、感覚などに触れて企業活動のヒントが得られることも。
好循環が生まれる
職場見学をきっかけに職場がきれいになったり、社員が仕事に誇りを持ったり、地域で名前が知られたり。小さな積み重ねが、会社全体の活性化にもつながります。
「教えることではなく、人に教えさせること」が最大の社員教育に
仕事を子どもに伝えるためには、分かりやすく、言葉をかみ砕いて説明する必要があります。
この作業で、社員自らが仕事の本質に気づき役割の大切さを実感することがあるようです。
関わり方の具体例
■ 講師派遣の実施
学校に社員を派遣し、仕事内容やノウハウを活かして授業をサポート
■ 工場・施設見学の受け入れ
主に小学生対象に、自社施設への見学受け入れや子ども向けビデオ・冊子などの提供
■ 職場体験(インターンシップ)受け入れ
主に中高生を対象にした、自社施設で実際に仕事を体感させる職場体験の受け入れ
■ イベント実施
作品募集型コンテストなど、子どもたちが学習として参画できるイベントを提供
■ その他
社員を派遣して先生に企業の専門性を活かした教員研修など、他にも多様な関わり方があります。(たとえば、お掃除の会社による清掃講座や、技術開発者による物理のプログラムづくりの講座、環境CSRを実施してきた企業による環境学習のプログラムづくりの講座など)